今回は筋骨格系超音波画像の基礎的研究と臨床的アプローチの両面をテーマとして講演会を開催しました。
基礎的臨床は明治国際医療大学保健医療学部 基礎柔道整復学Tユニット講師 川村 茂先生に@基礎研究の立場から「筋骨格系に対する超音波画像観察〜基本操作から応用研究まで〜」の演題で講演をしていただいた。
臨床的アプローチは昨年に引き続き増田整骨鍼灸院院長 増田雅保先生にA臨床の立場から「エコーの臨床現場での有効性と実際例」の演題で講演していただいた。
川村先生の講演は筋・軟部組織損傷の治癒過程を経時的にエコーで保存し、経時的変化を汎用の画像解析ソフトを使用して解析・評価し数値的に表現できる可能性が示さされた研究の紹介だった。実際、患者さんに説明する場合、視覚的な説明も重要だが、数値的な説明が伝わりやすい場合もある。
増田先生の講演は豊富な臨床経験による、骨折脱臼などの整復固定に対するエコーの使用など、現場に即した技術をビデオも交えて講義いただいた。
レントゲンでは骨折が判断できなかった症例や、エコーで見落としがちな実例など非常にレベルの高い講演だった。
柔道整復師にとって、唯一、許された科学的根拠を基に診察ができるツールであり、伝統的な柔道整復師の手技を生かすためにも、またインフォームドコンセントをおこなううえでも必要不可欠なものではないでしょうか。